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社長インタビュー

私たちは完成品メーカーですが、あえて「フルオーダーメイド」という考え方にこだわります。

「全てがオーダーメイド、という考え方が我が社のポリシーであり、強みです」という話をすると驚かれる方がいます。「メーカー」という響きの中には規格品を大量生産したり、作ったものをどうやって売り切るかという事に腐心している、といったニュアンスがあるので無理もありません。
こういった一般的な考え方に反して、あえてオーダーメイドにこだわるのは、私たちなりの大切な意味があるのです。



そもそもボイラーなどの機器はお客様の使用状況は千差万別で、お客様の数だけ仕様があるといっても過言ではありません。それを類型化して商品ラインナップを構築することはもちろん可能です。
しかし、その考え方は供給側の都合を優先したものであり、私たちが進もうとしている方向性とは大きく食い違っています。今まで私たちは、あくまでも需要側(お客様側)に立った考え方を大切にして製品づくりをしてまいりました。そしてこれからも、この点にこだわり続けていきたいと思っています。
私たちは、「このお客様に、どの製品を当てはめようか」と考えるのではなく、先ず「どんな製品を作れば最適化できるか」という視点から考え始めます。



当社がオーダーメイドにこだわる理由の第一は、お客様の現場において、製品が最大のパフォーマンスを発揮させる事が最終目標だからです。もちろんその場合には、お客様の状況を全て理解したうえで、緻密に計算されたシステム構築が不可欠です。 二番目の理由はメンテナンスに対する自信です。メーカーではあっても積極的に現場に技術者を派遣できるという、バックヤードの体制があってこそのオーダーメイドです。
そして三番目の理由は環境対応です。環境負荷を軽減するといったテーマからみると、システム全体のコンビネーションを最善にしなければならず、規格品化にはそぐわないのです。

環境対応は真剣勝負。プロとして「安易なエコ」の提案でごまかしません。

現在は、いかなる企業も環境負荷を軽減するという責任から逃れては成り立ちえません。 そういった意味では、当社のように、企業のエネルギー使用の底支えをするような仕事には大きな責任があると強く自覚しています。

設備メーカーにとって、一番わかりやすいエコ提案は「前モデル比 ○○%改善」といった切り口で製品を世に出しアピールすることでしょう。しかしながら、私たちはこのスタイルに少しばかり疑問を持っています。
技術革新の流れが速い現代において、製品単体の性能を上げていくのは当然のことです。しかし、環境問題と対峙するという事は、もっと根本的なところで問題の本質をとらえ、課題に対して真剣にチャレンジするという事だと思うのです。



「エコ」とは要するに何でしょうか。とりあえず無理なく出来ることをやっています、程度では解決できないほどの目標値が世界各国に、各業界に、企業に、個人に設定されています。いや、目標値を云々する以前に、私たちは次の世代が受け継ぐ未来に対して大きな責任を持っているのではないでしょうか。
当社ではエネルギーにかかわるプロとして、この問題を真剣に真正面から受け止め、応えていきたいと考えています。そして全社一丸での取り組みを決意しています。



一つの施設でエネルギーは様々な形で作られ、利用され、廃棄されていきます。施設全体を考えた時、トータルでの必要エネルギーを計算し、設備ごとの連携を図ることで理想的なエネルギー効率を実現できます。
ですから私たちは環境負荷軽減というテーマについて、常に全体を考え、システムとして解決策を出していこうと考えています。たとえばボイラーと熱交換器を組み合わせ、廃熱を利用可能なエネルギーに転換するシステムなどです。
製品単体では解決できない数値も、お客様の状況をよく知り、対策を考え抜き、私たちが得意とするオーダーメイドでシステム構築をすることで乗り越えられるのです。


100年を超えて継承されてきた私たちのコア技術は、今でも鋳鉄製ボイラーに関するものです。しかし本当に受け継がれてきたものは創業の教えである「まごころの精神」なのでしょう。
良い仕事をするための基本を忘れず、真にお客様のことを考えて本質に迫ろうとする精神が、ボイラーだけではなく様々な製品群を生み出し、それらの集合体として今環境問題に取り組めているのだと思います。
この精神をさらに未来に向けて継承し続け、いつでもどこでもお客様のお役にたてる企業であり続けたいと願っています。